July 10, 2005
僕の見たクリステルはTVの中
>うわーん 2005/07/09(土) 12:24:26
>「留学するぞ!」がどんどん改悪されてるような。googleの看板の話とか、留
>学生に下ネタ教える話とかよかったのに。大学院比較もあれでいいと思うんだ
>けど。うーん。
>tamaよ、改悪って言われてるぜ?
うーん、厳しい指摘である。
まあ、僕にしてみりゃ
"他人の褌で取ってる相撲"
にすぎないんでどうでも良いんですけどね。評判悪かったら、
tatに後始末を任して
さっさとフェイドアウトしますんで、僕は。
話は変わって、研究室で僕の隣に座っているAさんについて。
彼は全くもって謎の人物であった。(少なくとも僕にとっては)
僕が所属する研究室が某研究室を吸収したことに伴い、今年の四月にAさん
はやって来た。
僕がAさんについて知っているのは名前と、身分はポスドクらしい、ということ
だけであった。
Aさんの研究室での日常はおおよそ次のようなものである。
午後二時に研究室に現われる
↓
しばらくの間PCでなにやら作業をしている
↓
午後四時には研究室を後にする。
僕らの所属する研究室は実験系なので、研究の中で実験の占める割合は非
常に大きい。
しかし、Aさんが実験をしている姿を僕は一度も見たことがないし、かと言って
論文を書いている様子でもない。
けれども当初は、"よくわからないけれど、変な人だなぁ"という位の認識しか
僕の中にはなかった。
そう、あの日までは・・・。
ある日、僕が研究室に来ると、Aさんの席に見知らぬ女性が座っていたのだ。
肩にかかる美しいブロンドの髪
ひどく澄んだ青い瞳
上質の陶磁器を連想させる白い肌
仄かに漂うシャネルNo.19の香り
突然現われた美しい女性の存在に僕はあっけに捕われ、暫くの間茫然とし
ていた。彼女は何やらPCで作業している様子だったが、暫くすると研究室
を後にし、その幾許の後今度はAさんが入ってきた。
その後の何日か、同じようなことが続いた。
Aさんがいない時には彼女がいる。彼女がいないときにはAさんがいる。
更に不思議なのは、彼女が現われた時にも、僕以外の研究室のメンバーは
まるで何事もないように振舞っているのだ。
僕は激しく混乱した。
混乱し、悩み、考え、そして一つの結論に達した。
"ひょっとして、Aさんとブロンドの髪の彼女は同一人物ではないか?"
僕は考えた。
"銀河系連邦捜査局の捜査官である彼女は、テロリストであるクリステル・レビ
を追って地球まで赴くが、捜査の途上誤って地球人のAさんを殺してしまう。死
に行くAさんの体と精神を救う窮余の一策として、彼女は自らの体にAさんの魂
を宿し、「二心同体」の状態となる。そんな状態になりながら、地球人滝川クリス
テルとして活動しながら地球崩壊を企むレビとその一味達と彼女(とAさん)は日
々戦い続けているのだ。"
日に一度研究室に来るのも、PCを使って銀河系連邦捜査局本部と連絡を取るた
めなのだろう。
どうして僕にだけ彼女の姿が見えるようになったのかはわからない。
けれども、こう考えればすべての辻褄が合致する。
一度結論に達してしまうと、どうにかして彼女(とAさん)の助けになりたいと言う
気持ちが僕の中に芽生え、日に日に大きくなっていった。
そして、ある日、意を決した僕は彼女に尋ねた。
「いったい、あなたは誰なんですか」
彼女はまるで不思議なものを見るような目で、僕をみつめ返した。
その澄んだアクアブルーの瞳の中には僕が映っていた。
暫くの沈黙の後、彼女は小さな花の蕾のような唇を開け、そして幼
さが残る声で言った。
「あなた、私が見えるの?」
つづくつづきません
たま
投稿者 tat : July 10, 2005 12:30 AM
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