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September 21, 2007
福岡伸一 生物と無生物のあいだ
世間からはだいぶ遅れた感があるものの、発売直後に購入したまま積んであった「生物と無生物のあいだ」を読了。応用生命の連れが先に読んでたので感想を聞いたら「んー、なんつーか、まー、ふつー。。」と言っていたけど、自分は「生物」が義務教育で終わってしまっているので、刺激的な読み物でした。
生物と無生物を隔てるものという本書タイトルの問いの答えもさることながら、本書に出てくる分子生物学の考え方を実に面白く感じた。本書で書かれている動的平衡という考え方は本来的には思いっきり生命科学の話なんだろうけど、帯の内田樹氏のセリフのようにむしろ人間社会を見る視点のようにも思える。というか遺伝子のノックアウトが補完されるところの記述なんかは、もう社会システムそのものの記述だと言われても疑問に思わないような。。
本来専門的なハズのネタだけど、先人達の逸話と筆者の研究人生を織り込みつつ書かれていることで、専門分野について義務教育レベルの人間が読んでも、わかりやすく興味を失わずに読める。これは筆者の努力なのか才能なのか、学術関係の新書は数あれどコレだけ「読ませる」新書はそうは無いのではないかと。かなりオススメ。
![]() | 福岡 伸一著 発売日:2007.5 出版社:講談社 価格:¥777 ISBN:4061498916 |
Posted by rover : September 21, 2007 02:05 AM
