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September 08, 2006

書き直し:白田秀彰 インターネットの法と慣習

エントリを書いてるとき眠すぎて、後で読んだらあまりにもひどい文章だったので書き直し。

インターネットの法と慣習 インターネットの法と慣習-かなり奇妙な法学入門
 白田 秀彰著
 ISBN:4797334673 2006.7発行
 ソフトバンククリエイティブ 新品:\735
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このblogのトップページ左からリンクしてるhotwiredの連載コラム(完結)をまとめ直した新書。

本書のテーマを短く言えば「ネットと法(法解釈学ではない)と所有権制度と民主制」とでもなるんだろうか。
前半は法哲学的な話と知的財産権についての話。
後半はそれよりもネットと民主制に寄った話。

以下、後半部分の話に個人的な意見を混ぜた整理。
ネットに入り浸ったりしたことのある人には、ネットが可能すること(ビジネスでは無くてもっと文化とか社会制度とか考え方とかに関しても)に対する夢とか理想とかきっと色々とある。
そういうのは個々に異なってはいると思うけど、大きい目で見たら見たらおんなじような方向に向いてるような気がする。
気のせいかもしれないけど、方向的には現実社会よりも自由主義的(経済的自由というよりは政治適自由の面で)な空気を感じる。
それってのは方々で言われているとおり、匿名性が一定の自由な言論を可能にしていることや、個対個のつながりを実現させるネットのアーキテクチャに依る分があるんだろうと思う。

で、そういうネット発の選好・価値観を持った人てのは、旧来の現実社会の持つ制度や社会的選考には矛盾を感じることも多いだろうに、実際にそういうのと利益相反すると、ほとんどリアルの社会に対して働きかけて何か制度とかを変えようとはしないように思える(ネット上で現実社会に働きかけるような活動をしてるのは、「ネットユーザー→リアル活動」という人たちというよりは、「リアル活動→ネットを使うようになりました」っていう人が多いように思う)。

結局、それってのは、今までずっとサイレント・マイノリティだった一般人にとっては、何かリアルに動くことに対する(主観的な?)期待利得がコストをかなり上回ってるんだろうなと思う。
そうして動かないってことで、ネット世代の利益を代表する利益団体もなかなか生まれてこないし、社会の中の色々な意思決定に代表を参加させることが出来ないので、現実社会はネット世代の利益を反映するようには変化しない。
で、最近の動きを見ていると、逆にネット自体が現実世界の既存利益団体の活動によって色々と変えられようとしているワケで。
つまりローレンス・レッシグの予言が、残念ながら本当のものになってきた、と。
ネット世代が一番ネットうまく使える、ハズなのに。

こまった。
おまいら少しくらい運動しなさい(昔、kyoto-u.comの談話室で中核看板が祭あげられていた頃、「男だったら少しくらい運動しなさい。」との名レスをしてドリルに削られまくっていた中核派の萌え萌え女性活動家がいた。彼女は今も運動しているんだろうか。総人正門の巨大看板について Part6)。


ともあれ、ウェブ進化論の後に柳の下のどぜう狙いで雨後の筍のように出てきたWeb2.0本を読むくらいなら、絶対にこっちを読むべき。
著者の白田先生のサイトも面白いから見るべき。
ちなみに次は「コピーライトの史的展開」よりは柔らかくて、これよりは硬い本を出して欲しいなと思ってたり。
コピーライトの史的展開」よかったけど、、、本気の学位論文は流石に読むのに疲れるし、高いし。

Posted by rover : September 8, 2006 10:09 PM

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コメント

白田さんって、名前をどっかで見たことあるな。
忘れたけど。

Posted by うっちぃだ : September 8, 2006 10:03 PM

書き直しをうpのタイミングが遅かった・・・。

>どっか
多分答えはここに書いてあるよ。
http://orion.mt.tama.hosei.ac.jp/hideaki/profile.htm

Posted by うんこ : September 8, 2006 10:58 PM

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