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September 12, 2006
本棚 ―ひとさお目― 10/10
1(済)三酔人経綸問答
中江 兆民著 / 桑原 武夫訳校注 / 島田 虔次訳校注
ISBN:4003311019 1979発行
岩波書店 新品:\630
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→(1965年に書かれた)解説にも書いてあったけど、(当然自分も含めて)いまだに明治の思考の枠組みを抜け出せていない人が多いっつーのは、中江兆民が先進的だったことの証左でもあり、且つ情けないというか悲しいなと。
2(済)インターネットの法と慣習
白田 秀彰著
ISBN:4797334673 2006.7発行
ソフトバンククリエイティブ 新品:\735
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→今現在のソフトバンク新書のラインナップを見た限りではシリーズ中ピカイチかと。感想文は後日→まだ書いてない。→感想書いた。
3(済)神はサイコロを振らない
大石 英司著
ISBN:4122046238 2005.12発行
中央公論新社 新品:\620
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→夜更かしして読了。作者は2ちゃん某板の固定。先日、長年の努力が実を結んでいた。ドラマにもなっていたらしいけど最近本当にテレビを見ないので、帯を見るまでそういうドラマがあったことさえ気づかなかった。設定はアレだけどアイディアが面白かった。
4(済)五重塔
幸田 露伴作
ISBN:4003101219 1994.12 発行
岩波書店 新品:\420
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→解説の言う「求心的な文体」ってのは良くわからないけど、擬古文を読むのは大分久しく、駆け抜けるような印象を持った。
5(済)教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書
ばるぼら著
ISBN:4798106577 2005.5発行
翔泳社 新品:\2,499
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→ネット草創期からの日本の個人サイトのクロニクル。自分がネットを初めて使ったのは…高校生の頃学校のホームページを作るためでした。そのころの出来事とかも書かれていて少々思い出深い。それ以来、特に大学に入ってからはネットにずっぷりと浸かって過ごしていたわりには、本書に書いてある出来事は半分以上わからなかったりする。読んでて疲れたw。
ちなみに我等がkyoto-u.comもhattenをいち早く紹介していたサイトとしてpp.367-368に記録に残されている。たぶん笑えるサイトの
>ビックリした [E-Mail] 2001/02/19(月) 14:58:02
>http://user.tninet.se/~prv247p/hatt/hatten.swf
>私のネット生活でいちばん意味のわからないサイトでした。
のことだと思う。ビックリした。
6(済)「所有権」の誕生
加藤 雅信著
ISBN:4385321213 2001.2発行
三省堂 新品:\2,100
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→感想はこっち
7(済)アメリカの鏡・日本
ヘレン・ミアーズ〔著〕 / 伊藤延司訳
ISBN:4047100013 2005.6発行
角川書店 新品:\820
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→GHQの諮問委員(もちろんアメリカ人)によって書かれながら、GHQに発禁処分にされた本。アメリカも日本も他の西欧諸国も、当時やってたことはなんら変わらないパワーポリティクスなわけで、日本はアメリカをはじめとした西欧が「近代化」だとして教えた国際社会のルール忠実に守っただけに過ぎないと。それを戦後すぐに喝破していた筆者に乾杯。この本の存在が、冷戦が続くアメリカと、いわゆる戦後民主主義下の日本の中で忘れ去られて来たことも当然だと思える。
8(済)情報の私有・共有・公有
名和 小太郎著
ISBN:4757101899 2006.6発行
NTT出版 新品:\2,625
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→筆者は自分のことを「著作権のシロウト」と言うけれど、長年文化審議会の委員を務めてきたわけで、単に著作権「法」の専門家ではないだけであって、語る内容と掲げる理想はクロウトのモノ。結論についてはこれまでの筆者の著作とそう変化は無いけど、紹介されていた事例が面白かった。著作物の登録制については、某試案他、徐々に関係各方面でも議論が進んできたところ。創造が新たな創造を促進するっていうWeb2.0っぽい視点に共感できるなら買って損は無い。
9(済)物語 現代経済学
根井 雅弘著
ISBN:4121018532 2006.7発行
中央公論新社 新品:\777
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→根井先生の本。この時期にAmazonで発送が1〜2週間になっているということはしっかり売れているということで、おめでとうございます。多様な経済思想が必要だという主張については納得のいくところが結構ある。でも、いわゆる「非主流派」経済学者と自称(むしろ僭称)する人の中には、本当にDQNなヒトがいるので困る。そして、そういうDQNなヒトこそ各種メディアに露出が多い気がする。本書で語られるような現代経済学の数十年スパンの流れを見れば、そういうDQNなヒトは淘汰されて行って名も残らないだろうからいいんだろうけど、短期的には結構な問題だと思う。だからこそエコノミスト・ミシュランみたいに一面的・教科書的にDQNをぶった切る本の需要はあるんだろう。
10(済)制度経済学の基礎
赤沢 昭三〔ほか〕著
ISBN:4842910887 1999.1発行
八千代出版 新品:\2,100
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→所有権て面白いなあと思うと結局新制度派に行き着くわけで。本書は本当に基礎と言うか入門と言うか、制度派(こっちはウェブレン効果で知られるウェブレンをはじめとした旧来の制度派)と新制度派(組織の経済学のウィリアムソンや浅沼、法と経済学のコースやポズナー、比較制度分析の青木昌彦等々)と言われる経済学それぞれの分野を概観した本。新制度派全体への入門書としてはエッゲルトソンの制度の経済学の方がちゃんと学べるけど、新制度派って言っても多様すぎるからこうやってさらっと流して各論に没入したほうが効率的かもしれないと思った。
Posted by rover : September 12, 2006 11:53 PM
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